DCXのチークウッドノブのメンテナンス

チークウッドの特徴

チークウッドノブを使う上で、チークウッドの特徴を知った上で使った方が良いと思うので色々調べてみました。

個人的に知っていた情報としては「高級列車の内装や古い帆船にも用いられ、その木材が再利用された家具がとても高価なアンティーク家具として取引されている」としての認識しか無かったので永く愛用する為に色々と調べてみました。

 

チークウッドの膨張・収縮率

チークウッドの膨張・収縮率はフローリングに良く使われるオークウッドよりも少なく、約半分程の膨張・収縮率となるそうです。

いくら水に強いと言っても、膨張・収縮しないワケではないようです。

 

【参考にした記事はこちら】床暖房にも使用できるチーク無垢材の寸法安定性・耐久性・堅さ

 

チークウッドノブの膨張・収縮率に関してもBOSSからアドバイスを頂いており

このチークウッドノブは、収縮率も加味してセンターの穴をコンマ数ミリ大きく作ってます。福祉作業所の技術はホンマ凄いです。

 

との事でした!

 

ノブの事ですっかり忘れていましたが NEW CURRENT WORKS さんで製造されている様々な物は「障がいのある方が働く福祉作業所の技術を使用し、フィッシングに特化したモノ作り」をされているとても素晴らしいメーカーさんです。

 

WOODノブにばかり目が行きがちですが、自然に、人に、優しいモノづくりをされているその姿勢を見習いたいと思う。そんな素敵なブランドです。

 

チークウッドが高価な理由

元々、造船や高級家具に使われるチークウッド。

実は生木の状態ではとても水分と油分の多い木で、時間を掛けて中の水分を抜く事で油分が残り、水に強い木材と代わります。

油分も時間の経過と共に失われ、乾燥と共により硬く強い木材へと進化するのがチークウッド。

今ではとても入手困難との事ですが、数100年経った船を解体する際に出るチークなどはとても高価な価格で取引され、高級家具として生まれ変わっているそうです。

 

定期的な手入れで長持ちに

チークウッドは先ほど記載もしましたが時間の経過と共に油分も失われて行き、より硬くなるとの事ですが、表面もザラつき多少のひび割れ等が起き、色味がアッシュグレーになっていくようです。木材自体の強度が落ちるような事は無いとの事でしたが、そうなった場合は表面を削り、再度チークオイルを塗って再生させるそうです。

これはあくまでも船の甲板や屋外デッキなどでの話でチークノブでは削ってオイルなんてもっての他。

今のままの風合いを楽しみたいので定期的にwaxを塗り込み育てたいと。

 

waxを塗り込み育てたチークは飴色に進化するとの事でこの経年劣化を楽しみ、より永くこの風合いを楽しめればと思っています。

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2022.01.24


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