DRT / Klash9 の補修方法(修理方法) – 浸水編

Klash9のジョイント折れよりも多くの人を悩ませるルアーの浸水問題。ジョイント折れに関してはこちらの記事を参照下さい。

これは Klash9 に限った話ではありません。

 

この記事には全てのハードルアー(プラで中空の物)に使えるテクニックですので覚えていて損は無いかと!

 

ただ、最近K9に対して聞かれる事が多かった内容だったので困っている人がいたら試して頂ければと思い記事にしました。

 

Klash9 が浸水すると言う人の多くが障害物にタイトに落とす際にぶつけているケースが多く見受けられます。通常のルアーであればルアー自体の重量も軽いので浸水に至るケースは希だと思いますがK9は超重量級ルアー。軽く当てたつもりでも衝撃は大きな物です。

例えるなら、同じ速度で投げたピンポン球と野球ボールでは野球ボールの方が断然痛い(重い)ですよね。。。

 

障害物に当てた事が無いのに浸水が、、と言っている人はキャストが上向き過ぎで着水時に「バチャーン」と大きな衝撃を与えているのでは無いかと。

高い所から落下させればさせる程、障害物に当てているのと変わらない衝撃を与えている事になります。

 

今回は TiNY Klash の浸水で困っていた友人が遊びに来たので補修がてら記事にしてみようかと。

このTiNY Klash は障害物に当ててやってしまったとの事。。

見事な浸水具合w

 

明確に割れている箇所が分かればとてもやりやすいのですが、どこから浸水したのか全く分からない物もあり、場所の断定に手間取ったのを覚えています。

まずは確実な浸水箇所を断定します。

 

ルアーをグルグル回しながら、様々な面をヒートガンをあてていきます。

※画像ではヒートガンとルアーの距離が違いですが近すぎるとルアーが溶けてしまうので程よく離してご使用下さい。

 

使用しているヒートガンはこちら

ドライヤーでも可能かもしれませんが熱量が足りず、水が完全に抜け切らない事があります。

オプションパーツも豊富で様々な作業で使うので持っていて損は無いかと。

 

 

しばらく温めていると、ルアー内の空気が膨張し、浸水箇所から水が滴るように出てきます。

今回はこちらの頭の面が浸水箇所のようです。

※画像では分かりやすいようにヒートガンに近づけていますが温度が高すぎるとルアーが熱で変形してしまうのでご注意を!!

 

こちらは以前浸水箇所が全く分からずヒートガンを当ててやっと浸水箇所が判明した Klash9 の画像です。

 

 

根気よく熱をあて続けると水が完全に抜けます。

もし心配でしたら、ここから更にジップロックなどにルアーと乾燥剤を入れて1〜2日程置いて下さい。

 

今回は持ち込んだ友人がこれで良いと言うので補修へ移ります。

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2021.02.16


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